【万哲の馬場予報】オールカマー(中山芝)「前有利の舞台設定もこのレースに限っては…」

2018年09月22日 18:00

日曜は良馬場確実、先週に続いて内&前が優勢

 毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。

【オールカマー(中山の芝傾向)】
 土曜の芝は稍重で終日開催。曇の時間帯が長かったため、良馬場に回復しなかった。ただ日曜は好天予報で予想最高気温も28度と高めで良馬場確実。

 個人的には内寄りの傷みが進み、土曜は差し優勢に変わると思いきや、完全に見込み違い(反省…)。先週までのBコースから内柵をさらに3m外に設置したCコースに変更し、傷んだ内寄りの傷みも軽減されたのが大きく、内を通る馬の粘りが利いていた。7〜8mの強い南西風(向正面は向かい風)が吹いた開幕週こそ差し馬の台頭も多かったが、先週に続いて内&前が優勢。

 芝1600mの5R・2歳新馬戦は中団追走(最終4コーナー7番手)のルガールカルムが外から突き抜けたが、これは単勝1.2倍の断然人気が示す通りで能力が明らかに違った。9R・九十九里特別(芝2500m)は2番手追走のプライムセラーが4コーナー先頭で快勝。

 11R・セプテンバーS(芝1200m)は2番人気モズスーパーフレアが逃げ切り。勝ち時計1分7秒0で、この時点で良馬場相当の時計は出ている。内&外の馬場差が少ない分、力がある先行勢なら残る。

 日曜の日中は南東風3〜4mと風はさほど強くなく、レースにさほど影響なさそう。基本的には前有利の舞台設定だが、オールカマーに限れば、先行しそうなマイネルミラノミライヘノツバサの現況が微妙。2〜3列目に位置する人気馬の本命戦と見る。

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