25日、京都競馬場で行われた宝塚記念(3歳上GI、芝2200m)は武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝110円)に支持されたディープインパクト(牡4、栗東・池江泰郎厩舎)が、道中後方2番手を追走し4角で徐々に進出を開始すると、中団から追い込んだ10番人気ナリタセンチュリーに4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分13秒0(稍重)。さらに3/4馬身差の3着には9番人気バランスオブゲームが入った。
勝ったディープインパクトは父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘア(その父Alzao)という血統。全兄に04年ス
プリングS(GII)を制したブラックタイド(牡5、栗東・池江泰郎厩舎)がいる。02年セレクトセールにて7000万円で落札されていた。デビューから7連勝で05年クラシック三冠を達成。続く有馬記念(GI)ではハーツクライ(牡5、栗東・橋口弘次郎厩舎)に初の敗北を喫し、1/2馬身差の2着に惜敗した。今年初戦となった阪神大賞典(GII)を完勝。前走の天皇賞・春(GI)は97年にマヤノトップガンが記録した従来のレコードを1秒更新して圧勝していた。通算成績11戦10勝(うちGI・5勝、重賞8勝)。
鞍上の武豊騎手は宝塚記念4勝目。今年のJRA重賞はNHKマイルCに続き11勝目で、通算では228勝目となった。管理する池江泰郎調教師は、93年にメジロマックイーンで制して以来、同レース2勝目。天皇賞・春に続き今年のJRA重賞4勝目で、通算では55勝目となった。