7月1日第1回函館5日目10R 大森浜特別(3歳上500万下、芝1800m)
いつの間にか、関東の藤沢和雄厩舎から関西の名門である伊藤雄二厩舎へと所属が移っていたが、置かれた環境を変えることが、馬にとっては大きな刺激となるはず。これまで期待ハズレの戦績に終わっていたが、良血(エアシャカールの全弟)がいよいよ目を覚ます時が近づきつつある。1週前の追い切りは、横山典弘騎手が手綱をとって本馬場で5Fから。併せた格下を問題にしない手応えで、余力十分に66.9-52.2-39.1秒をマーク。相変わらず馬体の迫力は目立ち、休養明けとは思えぬ素晴らしい動きを披露。直前にもうひと追いすれば、万全の態勢に持っていけるはずだ。これまでの詰めの甘さは、すべて内面的な気性の問題。競馬への前向きさが出てくれば、準OP程度は楽々と狙える素質を秘めている。