ガリレオ産駒の牝馬が4億円超え、今季の1歳馬最高価格に/ゴフス・オービーセール

2018年10月08日 10:45

 10月2日と3日の両日にわたって開催された、アイルランドにおけるプレミア1歳馬市場の「ゴフス・オービーセール」は、主要な指標がすべて前年を大幅に上回る大盛況となった。

 カタログ記載馬が前年より49頭少なく、これにともない上場頭数も前年の433頭から今年は369頭と、比率にして15%ほど縮小されたにも関わらず、総売り上げは前年比で6.8%アップの4347万4000ユーロに。平均価格が前年比21.8%アップの13万2948ユーロ、中間価格が前年比23.1%アップの8万ユーロ、前年は13.9%だったバイバックレートが今年は11.4%に下降と、申し分のない市況となっている。

 会場が最もヒートアップしたのは、2日目のセッションに上場番号318番の牝馬(父ガリレオ・母グリーンルーム)が登場した時だった。09年のG1ジャンプラ賞(芝8F)勝ち馬ロードシャナキル、14年のG1フィリーズマイル(芝8F)勝ち馬トゥゲザーフォーエヴァー、そして今年のG1英オークス(芝12F6y)勝ち馬フォーエヴァートゥゲザーと、兄姉に3頭のG1勝ち馬がいるという超良血馬を巡って激しい争奪戦が展開され、最終的には320万ユーロ(約4億1920万円)で、アマー・アブドゥラジス氏を中心とした投資家グループ「フェニックス・サラブレッズ」が購買した。

 320万ユーロは、今季ここまで世界各国で行われた1歳馬市場で生まれた価格としては最高額で、ゴフス・オービーセールで購買された1歳牝馬としては歴代最高価格だった。

(文:合田直弘)

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