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クロワデュノールの全弟チャリングクロス 奥村武師「調教量十分で動きも悪くない」/関東馬メイクデビュー情報

2025年06月16日 18:30

今週デビュー予定のチャリングクロス(撮影:竹之内元)

 春の東京開催は最終週。土日で計4鞍のメイクデビューが組まれており、クロワデュノールの弟やフォーエバーヤングの妹がスタンバイしている。ダート1400mはアルカディアカフェに注目だが、フルゲートの16頭以上が想定されていて抽選になりそうな状況だ。なお、ここ2週のメイクデビューはD.レーン騎手が騎乗機会4連勝中。C.ルメール騎手も2勝2着2回と連対率100%の成績を残している。

【6月21日(土) 東京芝1800m】

◆チャリングクロス(牡、父キタサンブラック、母ライジングクロス、美浦・奥村武厩舎)

 今年の日本ダービーを制したクロワデュノールの全弟。先週の追い切りは雨を含んだ馬場で動き切れなかったようだが、5月下旬から順調に追い切りの本数を積んできた。6月15日の日曜追いはウッドチップコースで1F11.3をマークしている。「調教量は十分で動き自体も悪くない。お兄さんに比べると小さいけど、体形的には似ている感じ。気性面は手が掛からないし、まだまだ成長しそうです」と奥村武調教師。鞍上は川田将雅騎手が予定されている。

◆モノポリオ(牡、父リアルスティール、母ミスエーニョ、美浦・森一誠厩舎)

 半姉にミスエルテ、ミアネーロ、ショウナンザナドゥと重賞ウイナーが並ぶ。母の産駒としては10頭目で初めての牡馬が出た。先週の追い切りはウッドチップコースで5F65.5-1F11.5の好時計をマークしており、動きの良さが目立っている。「重たい馬場でもしっかりと動けていた。すごく手先が軽いし、いいフットワークをします。どんな走りをしてくれるか、初戦から楽しみです」と森一誠調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

【6月22日(日) 東京芝1600m】

◆ダーリングハースト(牝、父エピファネイア、母フォエヴァーダーリング、美浦・国枝栄厩舎)

 サウジCなど国内外のダート路線で活躍中のフォーエバーヤング、ブラウンラチェット(アルテミスS)の半妹。先週の追い切りはウッドチップコースで5F67.2-1F11.4をマークした。「だいぶ動けるようになってきた。順調に乗り込めているし、ひと追い毎に良くなっている。牝馬にしてはカリカリとしていないし、落ち着きがあるのはいいよね」と国枝栄調教師。鞍上はD.レーン騎手が予定されている。

【6月22日(日) 東京芝1400m】

◆エコールナヴァール(牝、父アドマイヤマーズ、母ジューヌエコール、美浦・森一誠厩舎)

 クロフネ産駒の母はデイリー杯2歳S、函館スプリントSの勝ち馬。伯母には安田記念を連覇したソングラインがいる。先週の追い切りは力の要る馬場で動き切れなかったようだが、乗り込み自体は順調だ。「軽い馬場のほうが良さそう。牝馬にしては馬格もあるし、いいスピードがありそうです」と森一誠調教師。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。

(取材・文:竹之内元)

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