【天皇賞】スワーヴリチャード柔らか仕上げ ミルコ納得「良かったねぇ」

2018年10月25日 06:01

 遅れながらも十分に負荷をかけられたスワーヴリチャード(撮影・佐藤厚)

 「天皇賞(秋)・G1」(28日、東京)

 最高の形で秋初戦を飾りたい。大阪杯を制したスワーヴリチャードが24日、余力たっぷりに栗東CWを走破。僚馬に遅れはしたものの、本番に向けて万全の態勢が整った。舞台は得意の2000メートル戦。昨年のキタサンブラックに続き、大阪杯覇者による連覇なるか。

 ソフト仕上げで戴冠を目指す。栗東CWに現れたスワーヴリチャードが、先行させた2頭を目標にゆっくりスタートした。手綱を握るM・デムーロとの呼吸はピッタリ。終始馬なりでペースは上がらないまま直線へ。内ドンアルゴス(3歳1000万下)、中アルテヴェルト(2歳未勝利)にそれぞれ0秒2遅れたものの、手応えには余裕たっぷり。思わず主戦の声が弾む。

 「良かったねぇ。先週にしっかり追っているので、今週はこれでちょうどいい。東京コースはもちろん、どのコースでも走るタイプ。休み明けで久々は気になるけど、仕上がりはいいと思う」。刻んだ6F82秒7-38秒0-12秒3にも納得だ。

 今春の大阪杯で悲願のG1初勝利。その後の安田記念は1番人気に推されながら3着に敗れたものの、庄野師は大きな収穫があったと胸を張る。「初のマイル戦で、その距離の巧者を相手に3着に入った。得るものは大きかったよ。今回は最も得意にしている距離だし、デビュー当初から左回りの方がいいと思っていた。夏場にしっかり疲れを取って秋を迎えることができたから、ホント、楽しみ」と声を弾ませた。

 安田記念からの直行ローテで勝てば史上初(芝2000メートルになった84年以降)。88年タマモクロスの中139日を抜く、中146日の最長Vともなる。「ゲートの出も安定していないし、枠順など、いろいろ考えることはある。それでもこの馬の力を信じる」とトレーナー。ベストの舞台で、持てる力を存分に発揮すれば結果はついてくる。

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