5日、旭川競馬場で行われた今年初の2歳馬による重賞、栄冠賞(2歳、ダート1000m、1着賞金200万円)は、坂下秀樹騎手騎乗の6番人気ヴィヴァチッシモ(牝2、北海道・柳澤好美厩舎)が好スタートから終始先頭をキープすると、直線に入っても脚色は衰えず、3番人気フジエスギャラントに1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分01秒9(良)。さらに1/2馬身差の3着には8番人気クロースハーモニーが入った。また、デビュー戦で後続に2.7秒差をつける大差で圧勝し、圧倒的1番人気(単勝150円)に推されたインパーフェクトは5着に敗れた。
勝ったヴィヴァチッシモは父サクラバクシンオー、母バリアシオンバレイ(その父サンデーサイレンス)という血統。従兄に05年エプソムC(GIII)を制したスズノマーチがいる。5月のデビュー戦は2着に惜敗したものの、2戦目で初勝利。前走アグネスフライト賞(2歳OP)では8番人気ながらも、2着と好走していた。通算成績4戦2勝(重賞1勝)。