第26回チャンピオンズカップ・G1は12月7日、中京競馬場のダート1800メートルで行われる。
3歳馬と実績のある古馬の対決となるが、4連勝中の
ナルカミ(牡3歳、美浦・田中博康厩舎、父
サンダースノー)が中心となる。
不来方賞、ジャパンダートクラシックとダート
グレードレースを完勝して臨む。まだ底を見せていない点も魅力だ。ただ、キャリア唯一の敗戦が中京ダート1800メートル。もちろん、当時とは馬も違うが、コース替わりがどう出るかというのはポイントになる。
レモンポップで一昨年、昨年と連覇をしている調教師、馬主のコンビだけに期待したい。
もう一頭の3歳馬
ルクソールカフェ(牡3歳、美浦・堀宜行厩舎、父
アメリカンファラオ)は、ジャパンダートクラシックが
ナルカミに離された3着だったが、海外遠征帰りで仕上がり途上というのもあった。前走の武蔵野ステークスは、フェブラリーステークスを制した
コスタノヴァを3馬身半離して強い内容。1800メートルなら
ナルカミとの差も詰まっていいはずだ。
一昨年、昨年と当レース2着で悔しい思いをしている
ウィルソンテソーロ(牡6歳、美浦・高木登厩舎、父
キタサンブラック)は2走前のマイルCS南部杯を完勝と、力の衰えは見られない。中京コースは勝ち星こそないが、ここ2年の走りを見れば相性はいい。どんな競馬でもできるのは強みになるだろう。
前がやり合うようなら
ラムジェット(牡4歳、栗東・佐々木晶三厩舎、父マジェスティックウォリアー)が怖い。昨年の東京ダービー馬。そこから勝ち星に恵まれないが、前走のみやこSはメンバー最速の上がりを使って4着と復調気配が漂う。前走から取り入れた障害練習の効果も出ていて、2勝を挙げる中京コース。はまれば一発がある。
古豪
メイショウハリオ(牡8歳、栗東・岡田稲男厩舎、父パイロ)は取り消し明けの前走、JBCクラシックで2着と底力を見せた。ペースが流れれば末脚は脅威で侮れない。