【チャンピオンズC】ダート頂上決戦、注目はやはりあの馬/JRAレース展望

2018年11月27日 06:00

差し・追い込み馬の活躍が目立つチャンピオンズCを制するのは!?(撮影:下野雄規)

 秋のダート中距離の大一番は、JBCクラシックからチャンピオンズC、東京大賞典という流れ。しかし、JBCクラシックの勝ち馬がチャンピオンズCを勝った例は過去4回では皆無で、前身のジャパンCダート時代のヴァーミリアン(2007年)まで遡る。

1.差し・追い込み馬が活躍

 過去4年間で後方からの追い込みが2勝して2着1回、中団からの差しが1勝で2着2回。逃げ・先行での連対は2例のみと、ダート中距離戦としては異例なほど差し・追い込み馬の活躍が目立つ。

2.軽量馬が通用する

 一昨年の勝ち馬サウンドトゥルーは、馬体重が出走メンバー中で小さい方から2番目だった。また、2015年には馬体重がもっとも軽い3頭が上位3着までを独占している。ダートの大レースは大型馬が幅を利かすことが普通だが、このレースでは反対の傾向が出ている。

3.サンデーサイレンスの血が重要

 昨年の勝ち馬ゴールドドリームと2015年の勝ち馬サンビスタは、父がサンデーサイレンス系の種牡馬で、一昨年の勝ち馬サウンドトゥルーは母父がサンデーサイレンス系だった。2014年に8番人気で2着したナムラビクターも父がサンデーサイレンス系。過去4回でサンデーサイレンス系の血を持たずに連対したのは、上位人気だったホッコータルマエとテイエムジンソクだけだ。


 ルヴァンスレーヴはここまで7戦6勝。南部杯では中団につける危なげのない競馬で完勝、この路線の王者ゴールドドリームにつけ入る隙を与えなかった。ダート馬らしからぬ鋭い決め脚の持ち主で、終いの鋭さが要求される中京へのコース替わりもプラスに働くはず。芝に続いてダートでも、3歳馬が頂点を極める場面が見られそうだ。

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