新馬、サフラン賞と連勝しているレッドアネモス(栗東・友道康夫厩舎)。前走後はすぐに阪神ジュベナイルフィリーズ(12月9日・阪神芝1600m)に照準を定めて放牧へ。11月9日にグリーンウッドから栗東へ帰厩し、レースへ向けた調整を行っている。

　今朝28日はレースで騎乗予定の戸崎圭太騎手が跨っての1週前追い切り。CWでインヴィクタ、ピボットポイントを追走する内容だったが、6F標識で先頭との距離は5馬身くらい。この距離を1Fごとに詰めていく感じで向正面を駆け抜けていく。

　道中の走りは折り合いがついてスムーズ。4コーナーから最後の直線は最内から前に並びかけていくが、その反応がまた素晴らしい。持ったままで追いつき、持ったままで前へ出る。

　先着といっても僅かではあったが、ゴール前の手応えの差は外2頭と明らかな差があった。時計は6F83.0-5F67.0-4F51.9-3F37.7-1F11.8秒。数字としてはさほど目立たないし、内を回ったという評価になるかも知れない。しかし、動き自体は申し分なく、これまでの2戦以上に走れる状態にあるといってよいだろう。

(取材・文：井内利彰)