28日に中山競馬場で行われるホープフルS(2歳・牡牝・芝2000m)。過去10年のデータを前走・ローテーションから分析していく。なお、新馬戦、未勝利戦に関しては異なるレースであっても一括りに「新馬」「未勝利」として扱っている。
最多となるのは前走「新馬戦」組で9回の馬券絡み。実に6勝を挙げている。「未勝利」組も5回馬券に絡んでいるが、こちらは0-4-1-31と勝ち馬は出ていない。次いで今年出走がない葉牡丹賞組が4回となっている。また、葉牡丹賞を含めた「500万下」組は2-4-3-37。
注目のサートゥルナーリアは萩Sからのステップ。過去10年で3頭出走し、10年のベルシャザールが優勝している。他2頭も僅差で、相性は悪くなさそうだ。
東スポ杯2歳Sは0-0-2-11。10年フェイトフルウォー、13年クラリティシチーが3着しているが、重賞昇格後の馬券絡みはなく、昨年もルーカスが2番人気を裏切っている。ただし、近10年で東スポ杯勝ち馬の出走例はなかった。ニシノデイジーがどういう走りを見せるか注目したい。
京都2歳Sからのステップは1-0-0-5。昨年、タイムフライヤーが優勝しているが、14年にはダノンメジャーが1番人気を裏切っている。
なお、ホープフルSは14年にG2に昇格しており、そのタイミングで従来の出世レースであったラジオNIKKEI杯2歳Sが無くなっている。しかしローテーションの傾向に大きな変化はなく、14年以降に限定しても、新馬組は2-0-2-3と活躍。14年シャイニングレイ、15年ハートレーが優勝し、16年グローブシアター、17年ステイフーリッシュが3着している。特にステイフーリッシュは8番人気の伏兵だった。未勝利組は0-1-1-13。好走率は下がっているが、馬券に絡んだ14年ブラックバゴ、16年マイネルスフェーンは9番人気と8番人気。未勝利組の人気薄での一発には注意を払いたい。