追い切りの動きはGI馬の貫録を見せたフィエールマン(撮影:佐々木祥恵)
ラジオNIKKEI賞(GIII・2着)以来、およそ3か月半ぶりの菊花賞(GI)で優勝した
フィエールマン(牡4・美浦・手塚貴久)が、AJCC(1/20・GII・中山2200m)で今年初戦を迎える。9日(水)はウッドチップコースで、
アッラサルーテ(牝6・1600万下)を追走し、直線ではあっさり突き放して、GI馬の貫禄を見せた。追い切り後の手塚調教師のコメント。
「前走の菊花賞(1着)後は疲れもあって、放牧先のノーザン
ファーム天栄で結構楽をさせてきたと思います。調教の感じも菊花賞時と比べるとまだもうひとつだとジョッキー(嶋田騎手)は言っていましたが、前走時は本当に具合が良かったですし、ラジオNIKKEI賞の時より良いですよ。
追い切りの本数もさほどいらない馬ですし、今日の動きは良かったですね。菊花賞では瞬発力の違いを見せてくれました。中山は菊花賞のように33秒台で上がれるような馬場ではないですが、中山でも勝っているので気にしていません。来週は木曜日(17日)にルメール騎手が追い切りに騎乗する予定です」
(取材・文:佐々木祥恵)