【フェアリーS予想】馬格もあり今の中山向きな◎アマーティ/JRAレース展望

2019年01月12日 07:00

馬格もありこの舞台が向いてそうなアマーティ(撮影:下野雄規)

 関東圏の2歳牝馬女王決定戦としてスタートしたレースだが、2009年からは1月に行われるようになり2月に東京競馬場で行われるクイーンC、そして4月の桜花賞へと関連性が強くなった。

 1〜3番人気馬の成績は6勝2着2回3着4回と一見すると平穏傾向だが、キャリアの浅い2歳牝馬による厳寒期レースということもあって10番人気以下も4勝2着3回3着1回と馬券に絡んできている。難解なレースだ。先週からCコースに変わったが冬の中山はパワー優先。先週も10レース組まれた芝コースはキングカメハメハ系が3勝。4勝を挙げたサンデーサイレンス系の内訳はディープスカイ、ステイゴールド、ジャスタウェイ、オルフェーヴルがそれぞれ1勝とパワー優先に変わりはない。

 本命は、ルーラーシップ×フレンチデピュティの◎アマーティだ。デビュー戦でディープインパクト産駒を封じ込め、サウジアラビアRCでは離されたとはいえ牡馬に混じって3着と健闘した。馬格にも恵まれており、今の中山向きと判断する。

 相手は同じルーラーシップ産駒の○エフティイーリス。母エフティマイアは新潟2歳Sに勝って、桜花賞2着、オークス2着という良血馬。本馬のデビュー戦は420キロ台だったが、2戦目は22キロの馬体増で勝ちあがった。その後はしっかりと間隔を空けてここに備えた。先行力を備えているのも心強い。

 キャリア1戦の▲アクアミラビリスは、エリザべス女王杯に勝って有馬記念2着クイーンズリングの半妹。母アクアリングがリヴァーマン4×3でパワー型だ。420キロ台の馬体重はまだ成長の余地を残すもので、ここはひとつの試金石だろうが、新馬戦で見せた余裕十分のレース内容からは奥深さを感じる。

 前走の末脚に見所があった△フィリアプーラ、良血△レーヴドカナロア、1戦1勝グレイスアンあたりも紙一重で混戦模様だ。

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