【クイーンC予想】瞬発力「A級」の◎クロノジェネシス/JRAレース展望

2019年02月08日 07:00

瞬発力「A級」の◎クロノジェネシス

 もう30年以上も同じ条件で行われているレースで、桜花賞、オークスへと続く牝馬クラシック戦線において重要な位置づけにあるが、厳寒期に行われることもあって、すでに賞金的に出走権利を得ている馬は積極的には出走してこない傾向だ。

※本記事の内容は8日時点のものです。降雪の影響による開催の有無などにつきましては主催者発表をご確認ください

 それでも、過去10年で1〜3番人気馬は8勝2着5回3着4回と平穏傾向。今回は1996年以来となる少頭数競馬でもあり、紛れは少ないと判断する。

 本命には阪神ジュベナイルフィリーズ2着の◎クロノジェネシスを指名したい。このときは、出負けして後方からの競馬となったが勝ち馬に半馬身差まで迫った。内容は負けて強しというものだった。過去3戦いずれも出走メンバー最速の上がりタイムを繰り出しており、その瞬発力はA級だ。

 阪神ジュベナイルフィリーズでは切れ負けした格好の○ビーチサンバが強敵。敗れたとはいえ、好スタートから中団やや後方で折り合い、最後の直線ではしっかりと末脚を伸ばした内容は合格点が与えられるものだった。父クロフネの産駒では11年にホエールキャプチャが勝利しているほか、16年はロッテンマイヤーが3着に、17年はアエロリットが2着と健闘しているように相性も良い。アルテミスステークス2着の舞台で重賞初勝利を狙う。

 この2頭は同じ牝系で、クロノジェネシスの祖母はビーチサンバの母と1歳違いの全姉妹という関係というのも面白い。

 過去10年ではキャリア1戦の馬が苦戦傾向にあるので、3番手は、同じ舞台で行われた赤松賞組から2着▲マドラスチェックを指名したい。デビュー戦の勝ち時計は平凡だったが、前走は一気に2秒9も時計を詰めて2着。父マリブムーンはケンタッキーダービー馬オーブの父としても知られるが、エーピーインディ系だけに芝コースは大きなマイナスではなく、実際この馬もすべてのキャリアを芝コースで積み上げている。

 未勝利戦を勝ちあがったばかりだが、初戦でダノンキングリーを脅かした△カレンブーケドールも侮れず、キャリア1戦ながら良血△ミリオンドリームズのレース振りにも注目したい。

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