8日、旭川競馬場で行われた王冠賞(3歳、ダート1600m、1着賞金300万円)は、山口竜一騎手騎乗の2番人気アヤパン(牝3、北海道・角川秀樹厩舎)が、道中2番手追走から直線で早めに先頭に立つと、外から追い込んだ8番人気コンテに2.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分43秒8(良)。さらにクビ差の3着には3番人気フジノダイヒットが入り、1番人気に支持されたモエレジーニアスは9着に敗れた。

　勝ったアヤパンは、父ブラックホーク、母インザムード(その父ブライアンズタイム)という血統。05年6月のデビュー戦を含めホッカイドウ競馬で3勝を挙げた後、05年11月に大井・月岡健二厩舎に移籍。初戦を勝利で飾ると、今年1月の呉竹賞(3歳500万下)でJRA初勝利を挙げた。続く浦和桜花賞(南関東G1)は10着と大敗、東京プリンセス賞(南関東G1)で5着に敗れた後、再び現厩舎に移籍。前々走のフロイラインCで重賞初勝利を挙げた。前走のミランダ特別は1番人気に支持されるも2着に敗れていた。通算成績15戦7勝(うちJRA・2戦1勝、重賞2勝)。