英国で馬インフルエンザが発生、全土で競馬開催を中止

2019年02月11日 11:45

 英国で馬インフルエンザが発生。2月7日から全土で競馬がストップする事態となっている。

 チェシャー州マルパスを拠点とするドナルド・マケイン厩舎に所属する3頭から、馬インフルエンザの陽性反応が出たのが6日(水曜日)のことで、この段階で英国の統轄団体BHAは直ちに、翌7日にドンカスター、フォスラス、ハンティンドン、シェルムスフォードの4場で予定されていた開催の中止を決定。その後、開催中止期間を12日(火曜日)まで伸ばすことを決めた。

 マケイン厩舎からは、4日(月曜日)にウルヴァーハンプトン競馬場で、6日(水曜日)にエア競馬場とラドロウ競馬場で行われた開催に出走馬を送り込んでおり、これらの開催に出走馬があった120を超える他厩舎の所属馬全てに感染の可能性があるとして、対象となる馬全頭の検体提出を指示した。

 その後、マケイン厩舎では新たに3頭からインフルエンザの陽性反応が出た他、ニューマーケットのサイモン・クリスフォード厩舎所属馬4頭からも陽性反応が出て、感染が拡大している。

 多数の厩舎が集まるニューマーケットでは、他厩舎所属馬との接触をさけるため、感染の可能性のある厩舎所属馬の調教場への立ち入りを、正午以降とする処置を講じている。

 BHAでは、検体検査の結果をもとに、13日(水曜日)以降の競馬開催を再開するかどうかの判断を、11日(月曜日)に下すとしている。

(文:合田直弘)

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