オケマル(左)は2着。オディロン(右)が外から差し切った
兵庫競馬の“有馬記念”とも言われる第68回園田金盃が27日、1着賞金3000万をかけて園田競馬場のダート1870メートルで争われた。一番の焦点は兵庫初の無敗3冠馬の
オケマル(牡3歳、西脇・盛本信春厩舎、父
ニューイヤーズデイ)が初対決古馬の強豪相手にどこまで戦えるかだったが、
オディロン(牡6歳、園田・森沢友貴厩舎、父
キタサンブラック)の激走の前に2馬身差の2着に敗れ、9戦目で初めて“土”がついた。
「無敗伝説が…。相手が強かった。これだけ本気で直線追ったのが初めてだったこともあり、最後はふらふらしていた」と肩を落とした鞍上の下原理騎手。それでも「これだけのメンバー相手に2着と走ったので今後が楽しみ」と前を向いた。盛本調教師は「これが競馬」と唇をかみしめた。