10日、船橋競馬場で行われた2R(ダート1400m)は、酒井忍騎手騎乗の1番人気ムーシャジェンダイ(牡2、船橋・大友勝利厩舎)が道中後方追走から直線で抜け出し、6番人気テビロタチャーシーに5馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分32秒2(不良)。この勝利が06年新種牡馬トゥナンテ産駒の初勝利。また2着のテビロタチャーシーも同馬の産駒でワンツーフィニッシュとなった。
勝ったムーシャジェンダイは父トゥナンテ、母ナルテンション(その父ノーアテンション)という血統。半姉に03年新春盃を制したホウザンテンユウ(父サクライットー)がいる。6月19日のデビュー戦から3戦目での勝ち上がりとなった。
新種牡馬のトゥナンテは、父サクラユタカオー、母ダイナサルーン(その父ノーザンテースト)という血統。00年に愛知杯(GIII)、北九州記念(GIII)、毎日王冠(GII)と重賞3連勝を飾るなど中距離を中心に活躍。00年天皇賞・秋(GI-3着)を最後に現役を引退した。通算成績23戦8勝(重賞3勝)。現在はレックススタッドに供用されており、初年度は38頭に種付けを行っている。