東京盃やJBCスプリントでキタサンミカヅキに騎乗した森泰斗騎手(c)netkeiba.com
25日、都内のホテルで「NARグランプリ2018」の表彰式が行われた。
東京盃などを制し年度代表馬、ならびに最優秀短距離馬・4歳以上最優秀牡馬を受賞したキタサンミカヅキの佐藤賢二調教師、森泰斗騎手が喜びの声を語った。
【佐藤賢二調教師のコメント】
(キタサンミカヅキの年度代表馬受賞に際して、今のお気持ちはいかがでしょうか?)
JRAから私の方へまわってきまして、まあ(昨年は)8歳馬なので、すごく私が期待している以上に頑張ってくれたので、すごく感謝しています。
(年度代表馬に決まった時、北島オーナーからなにか言葉はかけられましたでしょうか?)
オーナーもすごく喜んでくださいましたし、「すごいなー、8歳馬なのにあんなに活躍してくれて。キタサンブラックでJRA、今度はNARの方で俺はすごく幸せ者だよ」と言ってました。
(その去年ですが、9戦しましてすべて3着以内という安定した成績を残されましたが、これだけの好成績を残せた要因というのはどこにあると感じますでしょうか?)
やっぱりミカヅキ自身、年の割には馬体の張りもいいですし、脚元も丈夫なので、コンスタントに使えてきたことが、これだけの成績を残せた結果だと思います。
(やはりその脚元の部分を大事になさってきたということですか?)
はい。
(今年キタサンミカヅキの目標とするレースはどのレースでしょう?)
JRA交流ですが、4月に(東京)スプリントがありますんで、そこを目標に絞ってやっています。
(年間の大目標は?)
やっぱり今年も年度代表馬に選ばれるように頑張っていきたいと思っています。
(JBCというところは視野に入ってきますか?)
そうですね。浦和コースの千四もこなしてますから、なんとか勝てるように努力していきます。
【森泰斗騎手のコメント】
(キタサンミカヅキの年度代表馬受賞に際して、今のお気持ちはいかがでしょうか)
そうですね、僕がずっと乗ってた馬ではなくて、昨年の夏ごろから乗せてもらったんですけど、一昨年のヒガシウィルウィンの時の感情とはまたちょっと違うものがあるんですけども、自分が乗っている馬が年度代表馬になるのは、なかなか大変なことだと思いますし、嬉しいですし、2年連続ということで、先生の力量が改めてすごいなと思っています。
(キタサンミカヅキとコンビを組まれたなかで、1番印象に残っている、思い出深いレースというのはどのレースでしょう?)
1番思い出深いのは、JBCスプリントですね。あとは東京盃です。
(JBCは特にどういう部分が印象に残ってますか?)
大きな期待を感じてましたし、勝ちに行く遠征だと思っていたので、結果3着ということで、すごく悔しさと、もっとジョッキーとしてもっとできたのではという後悔もあります。
(東京盃に関しては、どんな思い入れがありますか?)
東京盃に関しても、枠順や流れや僕自身の読みというか、判断もうまくいったレースで、勝ったレースに関しては、嬉しいという感情だけで消化してしまうことが多いのですが、いい仕事ができたレースではあったと思います。
(キタサンミカヅキとのコンビで大きいところを取りたいという気持ちは強いと思うのですが、いかがでしょうか?)
もちろんそうなんですけど、年齢的なものもあると思いますし、ずっと頑張ってくれてますし、今年は休んでいるんですけど、今年はどれだけ持ち上げていけるか、1度緩ませておいて、どこまでもちあげてこれるかっていう部分は、関係者にかかっていると思いますし、自分でできることをちゃんとこなして、去年のリベンジをしたいなと思っています。