14日、盛岡競馬場で行われたクラスターC(3歳上、交流GIII・ダート1200m、1着賞金3000万円)は、小牧太騎手騎乗の2番人気アグネスジェダイ(牡4、栗東・森秀行厩舎)が道中好位追走から直線に向くと、逃げ粘る5番人気ディバインシルバーをゴール前でクビ差交わして優勝した。勝ちタイムは1分09秒8(良)。さらに3/4馬身差の3着には1番人気トウショウギアが入った。
勝ったアグネスジェダイは、父アグネスワールド、母ラッキーパイシーズ(その父Crafty Prospector)という血統。02年のセレクトセールで3600万円で落札されている。04年6月にデビューし、4戦目で初勝利。その後はダートの短距離戦を中心に堅実な走りを続け、古馬との初対戦となった05年サマーチャンピオン(交流GIII)で重賞初制覇を果たすと、同年の東京盃(交流GII)も制して重賞2勝目を挙げた。今年は3月にドバイゴールデンシャヒーン(首G1)に挑戦し、6着に健闘。帰国後2戦目のさきたま杯(交流GIII)で重賞3勝目を挙げると、続く北海道スプリントC(交流GIII)も制し、今回の勝利で交流重賞3連勝となった。通算成績26戦7勝(うち地方10戦5勝、海外1戦0勝、重賞5勝)。
同馬を管理する森秀行調教師は、04年のシャドウスケイプ以来の勝利で同レース3勝目。鞍上の小牧太騎手は同レース初制覇となった。