ノーワンとプールヴィルが1着同着、JRA重賞では9年ぶり
10日、阪神競馬場で行われたフィリーズレビュー(3歳・牝・GII・芝1400m)は、中団追走から内を突いた坂井瑠星騎手騎乗の12番人気ノーワン(牝3、栗東・笹田和秀厩舎)と、外に持ち出して脚を伸ばした秋山真一郎騎手騎乗の3番人気プールヴィル(牝3、栗東・庄野靖志厩舎)が並んで入線。写真判定の結果、この2頭の1着同着となった。勝ちタイムは1分22秒0(稍重)。
さらに1/2馬身差の3着に6番人気ジュランビル(牝3、栗東・寺島良厩舎)が入った。なお、1番人気アウィルアウェイ(牝3、栗東・高野友和厩舎)は7着、2番人気キュールエサクラ(牝3、栗東・中内田充正厩舎)は11着に終わった。
ノーワンは、父ハーツクライ、母プレイガール、その父Caerleonという血統。また、もう一頭の優勝馬プールヴィルは、父Le Havre、母ケンホープ、その父Kendargentという血統で、ともに重賞初制覇。また、ノーワンの鞍上の坂井瑠星騎手にとっても初のJRA重賞勝利となった。
ノーワン及びプールヴィル、3着のジュランビルは4月7日に行われる桜花賞の優先出走権を獲得した。なお、JRA重賞で1着同着となったのは2010年のオークス(アパパネとサンテミリオン)以来、9年ぶり。