シルクHC

【ドバイターフ】アーモンドアイ世界制圧デモ 差し切りV“予行演習”完了

2019年03月28日 06:00

 ルメールを背に、芝コースを伸びやかに駆けるアーモンドアイ

 「ドバイターフ・UAE・G1」(30日、メイダン)

 刻一刻と迫る決戦に向け、日本の各馬が27日に最終デモを行った。ドバイターフ参戦のアーモンドアイは、メイダンの芝コースで抜群のフットワークを披露。本番でも、その実力をいかんなく発揮してくれそうだ。なおこの日、日本で馬券が発売される4レースの枠順が確定した。

 文句なし、としか言いようのない動きだった。芝コースの向正面から軽やかなフットワークを繰り出したアーモンドアイは、手綱を押さえたまま直線へ。最後は軽く促されただけで一気に加速した。5F66秒0-35秒6-11秒8。絵に描いたような尻上がりのラップが、週末の鋭い差し切り勝ちを連想させる。

 ルメールが思わず絶賛した。「すごくいい脚を使ったね。追い切りが終わってからも疲れた様子を見せないし、ここに来てからすごくハッピーな様子」。国枝師も口をそろえる。「良かったと思います。やり過ぎず、ちょうどいいんじゃない?」。あえて気になる点といえば、前日にクロス鼻革を装着していた鼻面に、国枝厩舎のトレードマークたるシャドーロールが乗っていたことだ。改めて馬具について聞かれた師は「日替わりでいいじゃない。(レースでも)あのままだよ。ジャパンCと同じ。験を担いでつけます」と笑って答えた。

 前日は口向きをよりフィットさせるためと装着した鼻革だったが、操作性に特別問題のある馬ではない。それならうまくいっている現状で、何かを変えていく必要などないということだろう。

 注目の枠は【7】番に決定。指揮官は「ラッキーセブンということで」とニヤリだ。「ジャパンCの時は最内の【1】番が気に掛かっていたが、そういう意味で真ん中はいい枠。ここならスタートを決めて、周りを見ながら行ける」と理想の形を思い描いた。日本の総大将として臨む一戦。世界を驚嘆させる瞬間が待ち遠しい。

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