【桜花賞予想】ダノンもグランも来ない!? 穴の万哲が指名する「桜冠を予感させる第3のオンナ」の存在/JRAレース展望

2019年04月06日 18:27

デビュー戦でダノンファンタジーを一蹴したグランアレグリアだが、小田記者はまだ勝負付けは済んでいないと語る。【netkeiba.com】

 今年の桜花賞は2歳女王ダノンファンタジーと、デビュー戦でそのダノンファンタジーを一蹴したグランアレグリアの再戦が大きな焦点のひとつ。過去に数々の万馬券を的中させ、“穴の万哲”の異名をとるスポーツニッポン・小田哲也記者が、上位人気が予想される2頭をそれぞれジャッジしたうえで乱桜を大胆予言。競馬界きっての穴党記者が指名した、波乱を導く刺客とは?


 まずジャッジしてもらうのは、新馬戦でダノンファンタジーを下し、牡馬相手の朝日杯FSでも3着だったグランアレグリアから。

「評価が難しい、というのが正直なところです。新馬戦でダノンファンタジーを負かした事実は見逃せない半面、当時のファンタジーの馬体重は442キロ。460キロで安定した秋以降を考えれば成長途上、栗東〜東京の長距離輸送も影響した感もあります。

 続くサウジアラビアRCは、メンバー分散の2歳重賞で8頭立て。2着ドゴール以下のその後の成績から高評価しにくいですね。当時は鉄砲駆けVも利き、約4カ月ぶりの実戦はさほど抵抗感はありませんが、朝日杯FSが果たして阪神JF以上のレベルだったか? 個人的には良くても「3番手」までの評価です」

 と、穴党らしく辛らつな評価。一方のダノンファンタジーについては

「成長途上の新馬戦(2着)を除けば、馬体増の2戦目以降は完璧な戦績。阪神JF、チューリップ賞で◎を打ったので有力候補と見ています。新馬戦で先着を許したグランアレグリアとはこちらがアウェーの立場、当時の完成度の違いもあったと思います。実績を残すホームの阪神マイルなら、新馬とは逆の結果が出る可能性は高いはずです。

 唯一の不安は、チューリップ賞1着馬が過去10年で09年ブエナビスタと14年ハープスターしか勝っていない点。昨今のクラシック前哨戦は「使い分け」もあり、ステップのなかでは最も重視されるチューリップ賞とて強力なメンバーは集まっていませんでした。桜花賞は一気のメンバー強化。2走前の阪神JF自体は「辛勝」で抜けたV候補とは…」

 と、1番人気が予想される2歳女王に対しても厳しめのジャッジ。では、それ以外に台頭してくる優勝候補がいるのだろうか。

「上記2頭を合わせた優勝確率は40%ぐらい? 第3の馬の台頭余地は十分あります。筆頭格はクロノジェネシスでしょう。クイーンCからの直行は確かに“魔のローテ”ですが、昨年アーモンドアイが1月のシンザン記念からVで、近年はトライアルを使うことが王道とはいいにくくなっています。

 フラワーCで◎を打ったエールヴォアも、まだ見捨てられません。コントラチェックにスピード負けしましたが、当時は中山内回り1800の適性差も大きかったと思います。昨年10月の未勝利戦(阪神1800m)で1分46秒8の好時計V。阪神外回りの好内容は軽くは扱えません」
(文=スポーツニッポン記者・小田哲也)


 4月7日(日)までの期間限定で、無料で300ポイントを進呈中。この機会に、“穴の万哲”こと小田哲也記者をはじめ、プロ予想家の見解を見てみてはいかがでしょうか? 

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。