ダノングレースなど、福島牝馬S厩舎情報/美浦トレセンニュース

2019年04月18日 15:00

素質と気性が噛み合ってきているダノングレース(撮影:佐々木祥恵)

 優勝馬にヴィクトリアマイル(5/12・GI・牝馬限定・東京芝1600m)への優先出走権が与えられる、福島牝馬S(GIII・福島芝1800m)に美浦から出走する注目馬4頭について、各関係者のコメント。

■ダノングレース(牝4・美浦・国枝栄)について、蛯名正義騎手
「3歳時から素質はあるのですが、それが空回りしている感じでした。今もグーッと行く気になるなどそのような面がありますが、それなりに我慢もできるようになってきて、ここのところの成績(1000万、初音S・1600万下を2連勝中)にも繋がってきています。

 輸送もありますし、さほど大きな馬ではないので、今週(4/17)はあまりやり過ぎないように単走で楽に走らせるような追い切りをしましたが、動きも大丈夫でした。ディープインパクト産駒なので、雨馬場よりも良馬場の方が良いでしょう」

■フローレスマジック(牝5・美浦・木村哲也)について、木村調教師
「勝った3走前(清水S・1600万下)や2走前のターコイズS(GIII・11着)では、ゲートで立ち上がるなど出遅れるレースが続きました。前走(中山牝馬S・GIII・5着)はその2戦よりもゲートは良かったですし、スタンド前発走でもある程度形になったことは良かったです。今週(4/17)はジョッキー(石橋脩騎手)にアグレッシブに乗ってほしいとリクエストして、3頭併せで追い切りました。馬なりではありましたが、ただ馬なりで走ってきただけという内容ではなかったと思っています。

 3歳時は注目度が高かったのですが、我慢がきかなかったですし、まだ動けない感じでした。それが去年の夏くらいから本格化してきました。この中間もゲート練習をしていますし、追い切りの動き自体も良かったですね。体調も良さそうです」

■ミッシングリンク(牝5・美浦・斎藤誠)について、相田調教助手
「交流重賞を使うつもりが出られなくて、アンタレスSにも出られなかったので、久しぶりに芝を使うことになりました。目標をここに替えた先週の追い切りは、ジョッキー(丸山騎手)に乗ってもらいました。福島で芝のレースを勝っていますし、1000万条件までは芝でも差のない競馬もしています。

 当時と比べると馬も成長して走りも変わってきていますし、改めて試してみるのも、今なら面白いと思います。調整は予定通りですし、小回りコースの適性があるので、うまく立ち回ってどれだけやれるかでしょう」

■ウインファビラス(牝6・美浦・畠山吉宏)について、畠山調教師
「中間も順調に調整できています。今週(4/17)はウッドチップコースでサッと流しました。輸送に備えた追い切りをしています。あとは小回りの福島でうまく立ち回って、人気馬にどこまで迫ることができるかでしょう」

(取材・文:佐々木祥恵)

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