【新潟大賞典】種牡馬傾向はバリエーションに富むがコース巧者も多い/データ分析(血統・種牡馬編)

2019年04月25日 12:00

新潟大賞典過去10年

 29日に新潟競馬場で行われる新潟大賞典(4歳上・GIII・芝2000m)について種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる4回の馬券絡みがディープインパクト。そして3回でアドマイヤベガ、2回でキングカメハメハ、タニノギムレット、シンボリクリスエス、ステイゴールド、マンハッタンカフェ、ハーツクライと続くが、リピーターが出やすい点にも注意したい。

 ディープインパクト産駒は延べ19頭が出走して「3-0-1-15」複勝率21.1%、複勝回収率80%という成績。3勝のうち2勝は16&13年パッションダンスによるもので、残りの1勝は15年ダコールという内訳だ。

今年、同産駒からはレッドレオンが登録しているが、母父がミスタープロスペクターの流れを汲む種牡馬である点は上記2頭と共通している。ただし、1000万下からの格上挑戦となるとハンデ戦とはいえ狙いづらいかもしれない。

 なお、ディープインパクトの孫世代にあたるミッキースワロー(父トーセンホマレボシ)が上位人気を担う一頭となりそうだが、5代以内でLyphardクロスができるディープインパクト系という意味ではパッションダンスと似た配合をしている。

 キングカメハメハ産駒は延べ7頭が出走して「2-0-0-5」複勝率28.6%、複勝回収率90%となっているが、18年スズカデヴィアス、12年ヒットザターゲット、共に1枠1番から勝利していた点は興味深い。今年は連覇を狙うスズカデヴィアスに加えてランガディアとロシュフォールが参戦予定なので、枠順もあわせて注目してみたい。

 最後にロベルト系種牡馬の産駒として14年ユールシンギング(父シンボリクリスエス)や11年セイクリッドバレー(父タニノギムレット)が新潟大賞典を制しているが、ほかにもグラスワンダー産駒のメイショウカンパク(12年9番人気3着)なども健闘している。今年であればエアアンセムとブラックスピネルが当て嵌まるが、どちらも重賞勝ちのある実績馬なので、ローカルのハンデ重賞であれば侮れない存在となり得るだろう。

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