【青葉賞】トニービンを筆頭にアイルランド産の血統に注目/データ分析(血統・種牡馬編)

2019年04月25日 12:00

青葉賞過去10年

 27日に東京競馬場で行われる青葉賞(3歳・GII・芝2400m)について種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる10回の馬券絡みがディープインパクト。次点で5回のゼンノロブロイ、3回のハーツクライと続く。

 ディープインパクト産駒は27頭が出走して「3-2-5-17」複勝率37.0%、複勝回収率108%となっている。人気を集めがちな種牡馬であることを踏まえると、複勝ベタ買いでもプラス収支というのは興味深い傾向だ。

 また、ディープインパクト産駒で連対した馬の共通点を探ると、母系にアイルランド血統を抱えている馬ばかり。今年であれば母父Danehill Dancer(IRE)のサトノラディウス、母カンビーナ(IRE)のトーセンカンビーナあたりに注目したい。

 ゼンノロブロイ産駒は出走予定がないものの、今年は母父ゼンノロブロイとしてタイセイモナークとディバインフォースが出走を予定している。前者は近親にアドミラブル(17年青葉賞)やフサイチコンコルド(96年東京優駿)がいるバレークイーン牝系なので、東京芝2400mで行われる青葉賞では侮れない存在となるのではないか。ちなみにバレークイーンもアイルランド生産馬だ。

 ハーツクライ産駒は10頭が出走して「2-0-1-7」複勝率30.0%、複勝回収率91%という成績で、18年ゴーフォザサミット、11年ウインバリアシオン、共に6番人気で勝利しており、人気薄でも警戒する必要があるだろう。

 今年はセントウルが出走を予定しているが、上記2頭と比べると実績面では強調できないかもしれない。ただし、母系にStorm Birdを内包している血統的な共通点があることは覚えておきたい。

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