スレイプニルSに出走予定のカズタンジャー(撮影:下野雄規)
6月21日(土)は東京・阪神・函館の3場開催。20日正午の馬場状態は、3場すべて芝ダートともに良となっている。
■スレイプニルSでカズタンジャーが3連勝に挑む
東京11Rはダート2100mのスレイプニルS(OP)。カズタンジャーは3走前の弥富特別で3着と好走すると、続く日吉特別、前走の丹沢Sと東京ダート2100mの舞台で連勝を飾った。得意の舞台でOPクラスも一気に突破なるか、注目が集まる。対するは2走前の仁川Sで3着と好走したクールミラボー、前走のブリリアントSで3着と健闘したピュアキアンなど。
■天保山SでインユアパレスがOP初勝利を狙う
阪神11Rはダート1400mの天保山S(OP)。インユアパレスは3走前の千葉Sでは崩れたが、前々走の天王山S、前走の欅Sと連続で2着に好走している。OPクラスでも通用する力は示しており、今度こそOP初勝利なるか。対するは昇級後の2戦も堅実なコンクイスタ、前走を快勝し勢いに乗るキャプテンネキなど。
■ストークSでオーロラエックスが巻き返しを期す
阪神10Rは芝2200mのストークS(3勝)。オーロラエックスは3走前の小倉牝馬Sで4着と健闘。前々走の御堂筋Sは大敗したが、前走のシドニーTでは3着と復調気配を見せた。得意の舞台でOP入りを狙う。対するは現在連勝中で勢いに乗るアクアヴァーナル、休養明けでも実績上位のオールセインツなど。
■相模湖特別でプリティディーヴァが復帰戦を迎える
東京10Rは芝1400mの相模湖特別(2勝)。プリティディーヴァは新馬、ダリア賞と連勝。2走前のクロッカスSでも3着、前走はGIIのニュージーランドTで4着と重賞でも健闘した。休養を挟んでの復帰戦となるが、実績はこのメンバーでは断然。自己条件に戻って改めて期待がかかる。対するは現級で安定した走りを見せるトラペジスト、前走3着と好走したハクサンイーグルなど。
■町田特別でピックデムッシュが3連勝を狙う
東京9Rは芝2400mの町田特別(2勝)。ピックデムッシュは新馬戦、未勝利戦と2着が続いたが、3走前に初勝利を挙げると、前走の山吹賞も勝利して連勝。着実に力をつけており、今回の2400mも守備範囲だろう。3連勝を狙う。対するは重賞からの参戦となるヤマニンブークリエ、前走で現級2着のアメジストブラックなど。
■東京5Rの新馬戦でセレクトセール3億3000万円(税抜き)のダノンオブアイデア、クロワデュノールの全弟チャリングクロスなどがデビュー
東京5Rは芝1800mの新馬戦。ここで良血馬や素質馬が多数デビューする。
・全兄に25年日本ダービーなどGI2勝を含む重賞3勝を挙げたクロワデュノール(父キタサンブラック)がいる、キタサンブラック産駒のチャリングクロスが川田将雅騎手でデビューする。
・セレクトセール1歳3億3000万円(税抜き)で、エピファネイア産駒のダノンオブアイデアがD.レーン騎手でデビューする。
・全兄に21年青葉賞など、重賞2勝を挙げたワンダフルタウン(父ルーラーシップ)がいる、ルーラーシップ産駒のワンダフルデイズが津村明秀騎手でデビューする。
・半姉に25年フィリーズレビューを勝ったショウナンザナドゥ(父キズナ)、半姉に24年フラワーCを勝ったミアネーロ(父ドゥラメンテ)、半姉に16年ファンタジーSを勝ったミスエルテ(父Frankel)がいる、リアルスティール産駒のモノポリオがC.ルメール騎手でデビューする。
・半兄に17年北海道2歳優駿を勝ったドンフォルティス(父ヘニーヒューズ)がいる、アドマイヤマーズ産駒のロジキセキが大野拓弥騎手でデビューする。
■函館5Rの新馬戦でアンモシエラの半妹ワンインザスカイなどがデビュー
函館5Rは芝1200mの新馬戦。半姉に24年JBCLクラシックなど、重賞2勝を挙げたアンモシエラ(父ブリックスアンドモルタル)がいる、デクラレーションオブウォー産駒のワンインザスカイが横山武史騎手でデビューする。また、11年北九州記念(GIII)を勝ったトウカイミステリーの仔でドレフォン産駒のトウカイマシェリが鮫島克駿騎手でデビューする。
■東京6Rの新馬戦でカフェファラオの半弟アルカディアカフェなどがデビュー
東京6Rはダ1400mの新馬戦。
・半兄に22年フェブラリーSなどGI3勝を含む重賞5勝を挙げたカフェファラオ(父American Pharoah)がいる、Into Mischief産駒のアルカディアカフェがD.レーン騎手でデビューする。
・半姉に23年フラワーCを勝ったエミュー(父ハービンジャー)がいる、トランセンド産駒のイーガービーバーが荻野極騎手でデビューする。
・19年愛知杯(GIII)を勝ったワンブレスアウェイの仔でルヴァンスレーヴ産駒のワンモメンタムが川田将雅騎手でデビューする。
■阪神5Rの新馬戦でビッグシーザーの半弟ビッグヒーローなどがデビュー
阪神5Rは芝1400mの新馬戦。20年阪神牝馬S(GII)など、重賞3勝を挙げたサウンドキアラの仔でサートゥルナーリア産駒のサウンドコネクトが高倉稜騎手でデビューする。また、半兄に24年京阪杯を勝ったビッグシーザー(父ビッグアーサー)がいる、コントレイル産駒のビッグヒーローが岩田望来騎手でデビューする。
■節目の勝利までわずか
・武藤雅騎手、JRA通算200勝まであと2勝、函館で3鞍に騎乗。
・泉谷楓真騎手、JRA通算100勝まであと1勝、函館で1鞍に騎乗。
・原優介騎手、JRA通算100勝まであと3勝、函館で4鞍に騎乗。
・横山琉人騎手、JRA通算100勝まであと3勝、東京で5鞍に騎乗。