【京都新聞杯】勝ち負けがハッキリしている種牡馬に注意/データ分析(血統・種牡馬編)

2019年05月02日 11:35

京都新聞杯 過去10回

 4日に京都競馬場で行われる京都新聞杯(3歳・GII・芝2200m)について種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる9回の馬券絡みがディープインパクト。次点で3回のマンハッタンカフェ、ネオユニヴァース、2回のタニノギムレット、ステイゴールド、ハーツクライ、スペシャルウィークと続く。

 ディープインパクト産駒は22頭が出走して「3-2-4-13」複勝率40.9%、複勝回収率81%という成績。2015年および2012年は同産駒が1〜3着を独占したかと思えば、昨年はグローリーヴェイズ(2番人気4着)、フランツ(1番人気10着)、共に上位人気に推されながら凡走していた。

 今年はサトノソロモン、フランクリン、ロジャーバローズの3頭が出走を予定しているが、フランクリンは昨年1番人気に応えられなかったフランツの全弟とあれば厩舎サイドもリベンジに燃えていそうだ。また、ロジャーバローズは近親にジェンティルドンナがいる血統背景からも前走の結果だけでは見限れないかもしれない。

 マンハッタンカフェ産駒は10頭が出走して「3-0-0-7」勝率30.0%、単勝回収率131%という成績で、勝つか馬券圏外かの極端な傾向が見受けられる。ただし、勝利している馬はいずれも3番人気以内の支持を集めており、今年出走を予定しているヤマカツシシマルも人気面には気を配る必要がありそうだ。

 タニノギムレット産駒も5頭が出走して「2-0-0-3」勝率40.0%、単勝回収率326%と勝ち負けがハッキリしており、出走頭数を考慮すれば注目に値する成績だ。ヒーリングマインドはアイルランド産のタニノギムレット産駒で、近親にディーマジェスティがいる牝系からも日本ダービーに向けて真打登場となるのだろうか。

 上位人気が予想されるタガノディアマンテは「オルフェーヴル×キングカメハメハ」という血統構成が昨年の勝ち馬ステイフーリッシュ(ステイゴールド×キングカメハメハ)に近いので、産駒初出走でも注目しておきたい。

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