日本産エンパイアメーカー産駒がカナダで重賞初制覇

2019年05月20日 11:30

 18日(土曜日)にカナダのウッドバイン競馬場で行われた3歳牝馬のG3セレーネS(AW8.5F)を、日本産馬パワーギャル(牝3、父エンパイアメーカー)が優勝。重賞初制覇を果たした。

 母ナンがG1デルマーオークス(芝9F)2着馬で、従兄弟にG1エディーリードS(芝9F)勝ち馬ガブリエルチャールズがいるという血統背景を持つ同馬は、新冠のパカパカファームの生産馬。16年のJRHAセレクトセール当歳部門に上場されて1300万円で主取りになった後、北米にわたりマーク・キャッシ厩舎からデビュー。

 2歳11月にアケダクトのメイドン(d6.5F)を制し、デビュー2戦目で初勝利を飾ると、今年2月にオークローンパークのLRマーサワシントンS(d8F)を制し、デビュー4戦目で特別初勝利。重賞初挑戦となったオークローンパークのG3ハニービーS(d8.5F)では7着と敗れた後、初のオールウェザー戦となった前走ウッドバインのLRスターシュートS(AW6F)は3着だった。

 G3セレーネSでオッズ4.2倍の3番人気に推されたパワーギャルは、道中は3〜4番手で内埒沿いを追走。4コーナーの入り口から鞍上の女性騎手エマ・ジェーン・ウィルソンが仕掛けて直線残り150mで先頭に立つと、最後は1馬身抜けて優勝を飾った。

 次走は未定だが、米国のダートのレースも含めて関係者が協議することになりそうだ。

(文:合田直弘)

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