ウィナーズチャレンジ競走Iをハナ差制したプリモジョーカー(写真:内)(C)netkeiba.com
JRA
ヤマニンアンプリメが力強い末脚で重賞初勝利を決めた先週6日の北海道スプリントカップ。レース単体の発売額は3億6868万円まで伸びて同レースの過去最高額を更新、当日の全発売額も7億361万円まで達しました。
北海道スプリントカップに好メンバーが揃い、馬券的な妙味等も感じさせるレースになったことがもちろん主因ですが、その一つ前に施行された、今年全国でも最初の2歳オープン競走「JRA認定ウィナーズチャレンジ競走I」も、昨年を大きく上回る発売額を記録するなど「馬産地競馬」への全国的な注目の高まりも、あらためて実感できる一日となりました。
なお、同競走をハナ差で制した
プリモジョーカー(牝2・角川秀樹厩舎、父
スズカコーズウェイ)はこの勝利でJRA函館2歳Sへの出走権を獲得。昨年デビューでNAR
グランプリ2018「2歳最優秀牡馬」に選ばれた
イグナシオドーロの半妹という良血馬でもあり、今後の活躍がさらに注目されます。
さて、今開催。この5回門別から「前半3日間/後半2日間」の“5日競馬”に移行します。例年、2歳戦の編成が少ない春先は前後半2日ずつの“4日競馬”でスタートし、2歳馬の出走が増えるに連れて5日競馬→6日競馬へと移行。今年は7月9日が初日の第7回門別からフル開催の6日競馬となります。
5回門別は重賞の編成こそないものの、11〜13日の前半3日間で2歳新馬戦(JRA認定フレッシュチャレンジ)が5鞍組まれており、注目が集まりそう。中でも12日(水)6Rのフレッシュチャレンジは能検で好時計を叩き出してきた素質馬が多く、その中に新種牡馬
フェノーメノ産駒(
エムティリンド)に
タイセイレジェンド産駒(
タイセイサクセサー)、そして先週
ヒカリオーソが東京ダービーを制し「ダービー馬の父」となった
フリオーソ産駒の牝馬ハルタ、キャ
ロットファームが認定厩舎から送り込む
ブロンディーヴァ等々が出走予定です。お見逃しなく!
(文=ひだか応援隊)