17日、中山競馬場で行われたセントライト記念(3歳、GII・芝2200m)は、L.イネス騎手騎乗の12番人気トーセンシャナオー(牡3、栗東・森秀行厩舎)が好位追走から直線抜け出し、中団追走から追い上げた4番人気トウショウシロッコに1.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分13秒1(良)。さらに1.1/2差の3着には7番人気ミストラルクルーズが入った。桜花賞馬で5番人気に支持されたキストゥヘヴンは5着、1番人気に支持されたフサイチジャンクは6着だった。なお、上位3頭には10月22日に行われる菊花賞(GI)の優先出走権が与えられる。
勝ったトーセンシャナオーは父サンデーサイレンス、母ジョウノエンジェル(その父トウショウボーイ)という血統。従兄に04年根岸S(GIII)、04年クラスターC(交流GIII)を制したシャドウスケイプ(牡7、栗東・森秀行厩舎)がいる。05年9月にデビューし、4戦目のグリーンC(佐賀、ダート1400m)で初勝利を挙げる。続く、若葉S(OP)は8番人気(単勝27,200円)と低評価ながらフサイチジャンクから0.1秒差の3着に食い込むなど好走を続け、前走の3歳上500万下(新潟・芝2200m)も2着に入っていた。通算成績11戦2勝(重賞1勝)。
9月9日から短期免許で騎乗を開始しているL.イネス騎手は、JRA初勝利を重賞制覇で飾った。管理する森秀行調教師は、先週のステキシンスケクンで制した京成杯オータムH(GIII)に続く今年のJRA重賞4勝目。通算では35勝目となった。