無傷12連勝を狙うエムエスクイーン(写真は今年の駿蹄賞優勝時、撮影:谷口浩)
本日15日に名古屋競馬11R(発走時間16:30)で行われる第23回名港盃(3歳上・ダ1900m・1着賞金300万円)に地元愛知勢が8頭、兵庫からは4頭の計12頭が出走する。昨年はカツゲキキトキトが単勝1.1倍の断然人気に応えて快勝した。
デビューから無傷11連勝中のエムエスクイーン(牝3、愛知・竹下直人厩舎)は、前走の東海ダービーでは、最内枠から先手を奪うと、2周目に入った時点で徐々に後続を離していき、最終的に2着に1.7秒差をつける圧巻のレースぶりを見せた。今回が古馬との初対決となるも、引き続き同舞台で、デビュー以来の連勝を伸ばせるか。鞍上は今井貴大騎手。
兵庫勢からは、開催時期変更に伴い、3月と6月に行われた六甲盃を連覇したタガノゴールド(牡8、兵庫・新子雅司厩舎)が参戦する。今年2月に同舞台で行われた梅見月杯では6着と敗れたものの、スタート直後で躓くアクシデントもあり参考外だろう。昨年のJBCクラシックでは、中央の一線級を相手に9着と健闘を見せ、ここでは実力上位だろう。鞍上は下原理騎手。
そのタガノゴールドと同厩舎で六甲盃2着のタガノヴェリテ(セ7)は、好メンバーが揃った昨年の東海菊花賞でカツゲキキトキトに次ぐ2着となった。中央時代にも計4勝を挙げ、オープン入りを果たしていた実績もあり、重賞2勝目を狙う。鞍上は、前走初コンビを組んだ田中学騎手。
名古屋の地で重賞2勝を挙げているポルタディソーニ(牝5、愛知・瀬戸口悟厩舎)は、今年8戦目を迎えるものの、近3走の特別戦で2、3、2着と安定しており、引き続き名古屋の地で惜敗続きにピリオドを打ちたいところ。先行する競馬が多い同馬だけに、2番枠を引き当てたのもプラスだろう。鞍上は宮下瞳騎手。
他にも名古屋で連勝中のオールージュ(牡5、愛知・瀬戸口悟厩舎)や重賞で3戦連続馬券圏内に入っているメイショウオオゼキ(セ9、兵庫・新子雅司厩舎)らも出走する。