24日、金沢競馬場で行われた2R(2歳、ダート1300m)は、畑中信司騎手騎乗の1番人気バイオレットブーケ(牝2、金沢・寺田茂厩舎)が3角付近で早めに先頭に立つと、後方から追い上げた2番人気ハローボギイを1/2馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分27秒7(良)。この勝利が中央、地方を通じて、新種牡馬ワシントンカラー産駒の初勝利となった。
勝ったバイオレットブーケは、父ワシントンカラー、母チェスナットレディ(その父ダンスインザダーク)という血統。今年7月のデビューから4戦目での初勝利となった。
ワシントンカラーは、父ブラックタイアフェアー、母Jump With Joy(その父Linkage)という血統の米国産馬。半弟にJRA現6勝のアサクサキニナル(牡7、美浦・松山康久厩舎、父Kingmambo)がいる。芝、ダートを問わず短距離の重賞戦線で息の長い活躍を見せ、97、98年根岸S連覇など、GIIIで4勝を挙げた。02年プロキオンS(GIII-11着)を最後に、通算38戦7勝(うち地方5戦0勝、重賞4勝)の成績を残して現役を引退。現在は三石橋本牧場にて繋養されており、初年度の種付け頭数は12頭。このうち6頭が血統登録されている。