24日、金沢競馬の2000勝ジョッキー・渡辺壮騎手(38、金沢・平床良博厩舎)が現役を引退することが石川県競馬事業局から発表された。
同騎手は85年4月14日にデビュー。これまで6度の金沢リーディングに輝き、ミスタールドルフ、ハヤテサカエオー、サンシャインホース、ホシオーなどで数々の大レースを制した。しかし05年10月21日の調教中に落馬。脳梗塞と診断され、左半身の自由を失った。復帰を目指してリハビリやトレーニングを続け、今年5月にはかつてコンビを組んだホシオーに引退式で騎乗できるまでに回復したが現役復帰には至らず、21年間の騎手生活にピリオドを打つこととなった。通算成績7721戦2087勝(うちJRA・20戦1勝)。