夏の小倉競馬を代表するレースで、サマー2000シリーズの第3戦にも指定されているハンデ戦。ハンデ戦らしく過去10年で1〜3番人気馬は4勝2着5回3着4回。1番人気に限っても1勝2着2回3着2回と波乱傾向だ。トップハンデを背負った馬は15頭出走し、1勝2着2回。とはいうものの2010年はトップハンデ(58キロ)となっていた馬が競走除外となり、57キロの馬が2、3着。昨年は57キロのトップハンデ2頭でワン・ツー・フィニッシュを決めたが、苦戦傾向だ。
単騎逃げが見込めそうな◎
タニノフランケルに注目したい。逃げ、先行馬の宿命で近走の成績は振るわないが、金鯱賞は相手が強く、鳴尾記念は休み明け、そして七夕賞は強力な同型馬の存在と敗因ははっきりしている。今回は楽に先手が取れそうなメンバー構成。過去2戦して1勝2着1回と相性の良い小倉競馬場が舞台となるので、改めて期待したい。
充実著しい◯
アイスバブルからも目が離せない。昨年夏にこの小倉競馬場できっかけをつかむと、6戦して3勝2着3回。初の重賞挑戦となった前走の目黒記念もプラス10キロの馬体重で2着をキープ。祖母はクロフネの半妹で、母の父キングカメハメハのディープインパクト産駒。もっと上を目指せる器だ。
重賞2連勝中の▲
メールドグラースはトップハンデの57.5キロを背負うことになったが、無視はできない存在だ。下級条件時代とはいえ小倉競馬場は2戦2勝。小回りコースを意識して早めにスパートできる強みもある。ここも無事に通過するようなら秋のGI戦線でも楽しみな存在になりそうだ。
小倉競馬場で4勝をあげている△
レトロロックや強烈な追い込みで条件戦を2連勝してきた
アイスストームは抑えておきたいところ。小倉競馬場で準オープン特別を勝っている△
アウトライアーズも小回り向きの機動力を兼ね備えている。