【キーンランドC】リピーターの活躍が目立つも未だ連覇はなし/データ分析(血統・種牡馬編)

2019年08月22日 12:04

キーンランドC 札幌過去10回

 25日に札幌競馬場で行われるキーンランドC(3歳上・GIII・芝1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。ただし、函館競馬場で開催された2013年は除く。

 過去10回で最多となる3回の馬券絡みがチーフベアハートとダイワメジャー。2回でディープインパクト、ファルブラヴ(Falbrav)、フジキセキ(Fuji Kiseki)が続く。なお、チーフベアハート産駒の成績はいずれもビービーガルダンによるもので、リピーター率の高さもキーンランドCの特徴と言えそうだ。

 ダイワメジャー産駒は延べ7頭が出走して「1-1-1-4」、今年は昨年の覇者ナックビーナスが連覇を目論む。同馬はキーンランドCに4度目の出走となるが、16年5着、17年3着、18年1着と安定感を示している。

 ロードカナロア産駒は延べ1頭が出走して「0-1-0-0」、今年は昨年2着のダノンスマッシュがスタンバイ。同馬は負担重量が昨年よりも4kg増となることもポイントだろうか。なお、同産駒は下級条件も含めた場合、札幌芝1200mは「2-3-3-15」複勝率34.8%・複勝回収率67%という成績。

 Raven's Pass産駒は札幌芝1200m自体に初出走となるが、出走予定のタワーオブロンドンは上位人気と目される。父系はGone Westのラインとなるが、ゴーンウエスト系と言えば14年エイシンブルズアイ(父Belgravia)が5着と善戦しており、C.ルメール騎手×藤沢和雄厩舎も17年エポワスで同重賞を制覇したことは記憶に新しい。

 ちなみにGone Westはサクラセクレテーム(サクラオリオンの母)とロードアルティマの半兄でもあり、評価する場合はカイザーメランジェやタイムトリップにも気を配る必要があるかもしれない。さらに言えばセイウンコウセイも同牝系の間柄だ。

 ステイゴールド産駒も初出走となるが、リナーテの半兄は16年JRA賞最優秀3歳牡馬に選出されたサトノダイヤモンド。また、母マルペンサも亜GIで3勝・2着5回の名馬だ。同産駒の牝馬は札幌芝1200mで「4-2-4-30」複勝率25.0%・複勝回収率105%、4勝のうち2勝は同馬による成績なので重賞初制覇にも期待が高まる。

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