毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”を
コンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。
【新潟2歳S(新潟の芝傾向)】
土曜の新潟の芝は稍重で始まり、正午前に良馬場に回復した。JRAホームページでは「内回り、外回りともに3〜4コーナーに少し傷みは見られますが、引き続き全体的に良好」とのこと。新潟は金曜に約50ミリの降雨があったが、水はけの良さもあって、急ピッチで回復している。
新潟2歳Sと同じ外回り施行のレースは、土曜は3R・2歳未勝利戦(芝1800m)と6R・3歳上1勝クラス(芝1800m)の2鞍のみ。3Rは1番人気
ゴールデンレシオが最終4コーナー15番手から一気差し。外回りだと、瞬発力がある馬は多少後方でも届く。6Rは道中4〜5番手を追走した1番人気
サトノダムゼルが危なげなく抜け出した。
勝ち時計1分46秒1も1勝クラスとしては上々で、この時点では完全な良馬場。外回りらしく、位置取り不問の決め手比べになっている。
ただ、新潟2歳Sは今後の「天気」に注意したい。実は日曜の新潟は未明から朝方を中心に雨予報が出ている。予報機関によっては「雨後晴」と変わりやすい不安定な予報。
金曜にまとまった雨が降っており、再び雨が降るようだと、多少力のいる湿った馬場になること想定しておきたいところ。レース当日の天気の推移には、ご注意していただきたい。