2019門別
グランシャリオナイター開催も、今夜を含めて残り8日間。前開催最終日の10月17日終了時点で、総発売額は288億円を突破。すでに昨年実績(251億円余)を大きく超えており、対前年比はなんと「140.6%」まで伸長。昨季終盤に「北海道胆振東部地震」の余波で数字が落ち込んだ期間があり、その分、今年の伸び率が一層大きくなっている面もあるが、2歳/3歳/古馬の各世代がそれぞれ、全国のファンに広く認知されるレベルの活躍を続けていることが、主力である「ネット発売」部門の大きな伸びに繋がっているのは間違いないところだろう。
残念ながら2連覇を目指した「道営記念H1」(11月7日)は回避となったものの「絶対王者」の評価は揺るがない
スーパーステションはじめ、
オヤコダカや
ヒガシウィルウィン、
バルダッサーレ等々「ビッグネーム」がズラリ並ぶ古馬戦線。3歳馬も
リンゾウチャネルが9年ぶり史上5頭目の「三冠馬」となり、その好敵手
リンノレジェンドも大井・黒潮盃SII→盛岡・ダービー
グランプリM1を立て続けに優勝。地方競馬「3歳秋のチャンピオン」に輝く大活躍を見せている。
例年通り「強い2歳馬」も、牝馬
コーラルツッキーがJRA勢を相手にせずエーデルワイス賞JpnIIIを差し切りV。ブリーダーズゴールドジュニアカップH1を制した
ヨハネスボーイはJRA札幌2歳ステークスGIIIへと駒を進め、ゴール寸前まで先頭争いの末に小差5着の大健闘。
フジノロケットは遠征で挑んだ盛岡芝1600mのジュニアグランプリM1を鮮やかに差し切り、続くJRA東京・アイビーステークスでも5着に食い込んでみせた。
こうして少し挙げてみただけでも、全国の目の肥えたファンの皆さんに関心を持ってもらえる、応援してもらえるような優駿たちが、数多く在籍していることがわかっていただけることだろう。
頂点をうかがうトップホースばかりではなく、条件戦で個性的な走りを見せてくれる馬たちも少なくない。今夜のメイン12R「
ドレフォン・プレミアム/1200m外回り」で通算10勝目を狙う
ムカワシシャモも、その一頭に挙げても良いのではないだろうか。
「逃げ一択」のケレン味ない走りで毎回、ゴール前まで場内を沸かせてくれる
ムカワシシャモ。日高町(旧・門別町)、むかわ町(旧・鵡川町)は、ちょうど今時期が特産の「柳葉魚(ししゃも)」の漁期で、旬を迎えている。テンから速いラップを刻み続けても道中で競り込まれなければゴールまで逃げ脚衰えないタイプなのだが、今夜は出遅れさえしなければ序盤からすんなり先頭でレースを進められそう。一気の逃げ切りを見せてくれる可能性も十分にありそうだ。
12R「
ドレフォン・プレミアム」の発走は20時40分。ぜひ、お楽しみいただきたい。
(文=ひだか応援隊)