26日に東京競馬場で行われるアルテミスS(2歳・牝・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去7年で最多となる4回の馬券絡みがディープインパクト。3回でステイゴールドが続き、2回がハーツクライ、ダイワメジャーとなっている。
ハーツクライ産駒は「2-0-0-7」。16年リスグラシュー、12年コレクターアイテムと2頭の勝ち馬を輩出している。同産駒からはラインオブダンスが出走を予定しているが、同馬は近親に16年宝塚記念&15年エリザベス女王杯を制したマリアライトなどがいる血統。また、先述したリスグラシューと同じ矢作厩舎の管理馬であることも強調できそうだ。
ディープインパクト産駒は「1-2-1-8」。後に13年桜花賞勝ち馬となるアユサン(12年2着)なども好走しているが、意外にも初制覇には時間が掛かっており、昨年のシェーングランツで達成することになった。今年は13年BCジュヴェナイルフィリーズ勝ち馬リアアントニアを母に持つリアアメリア、母ヒルダズパッション&半兄YoshidaがアメリカのGIを制しているサンクテュエール、母の半弟に先日行われた菊花賞を制したワールドプレミアがいるオムニプレゼンス、重賞3勝のほか13年ヴェルメイユ賞2着のワイルドココを母に持つヴィースバーデン、いずれも良血揃いの布陣となっている。
また、今年はディープインパクトの孫世代にあたるワールドエース産駒のオータムレッドやキズナ産駒のショウナンハレルヤ、ルーチェデラヴィタも産駒として初出走となる。オータムレッドは近親に17年青葉賞2着&16年ラジオNIKKEI杯京都2歳S3着、と重賞でも善戦していたベストアプローチがいる血統だ。