現地時間15日、伊・サンシーロ競馬場で行われたジョッキークラブ大賞典(3歳上、伊G1・2400m)は、D.ボニヤ騎手騎乗の1番人気レイヴロック Laverock(牡4、仏・C.ラフォンパリアス厩舎)が、7番人気フェアナシュワン Fair Nashwanにアタマ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分29秒80(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には同馬主1番人気チェリーミックス Cherry Mixが入った。
勝ったレイヴロックは父Octagonal、母Sky Song(その父Sadler's Wells)という血統の愛国産馬。05年のフォンテンブロー賞(仏G3)、05年アンドレバボワン賞(仏G2)を制し、今年に入って5月のイスパーン賞(仏G1)で初G1制覇。その後もサンクルー大賞典(仏G1)ではプライド Pride、ハリケーンラン Hurricane Runから2馬身差の3着など一線級に入っても好走していた。前走は英インタナショナルS(英G1)でノットナウケイト Notnowcatoから4馬身差の5着に敗れていた。通算成績17戦5勝(重賞4勝)。
なお、レイヴロックは11月26日に行われるジャパンC(GI)に予備登録済み。鞍上のD.ボニヤ騎手は、日本で短期免許の経験があり、昨年のCBC賞(GII)をシンボリグランで勝つなどJRA26勝。人馬ともども、今後の動向が注目される。