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【鳴尾記念展望】チャレンジカップの上位2頭の再戦ムード 目覚めてきた良血馬グランヴィノスが中心

2025年12月01日 07:17

鳴尾記念の登録馬。※騎手は想定

 第78回鳴尾記念・G3は12月6日、阪神競馬場の芝1800メートルで行われる。昨年までは6月初めに芝2000メートルで行われていたが、今年から施行時期と距離が変更となった。

 グランヴィノス(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎、父キタサンブラック)は前走のチャレンジカップで2着。最後は勝ち馬の決め手に屈したが、昇級初戦を考えると中身の濃い内容だった。5歳でもまだキャリアは8戦しかしておらず、馬もまだまだフレッシュだ。意欲的に追い切りもこなしていて、態勢は整っている。きょうだいにヴィルシーナシュヴァルグランヴィブロスがいる良血馬が完全に開花する。

 オールナット(牡4歳、栗東・高野友和厩舎、父サトノダイヤモンド)は、チャレンジカップの勝ち馬。馬群をさばいて抜け出してきた脚は見事だった。以前よりも末脚に磨きがかかってきた。こちらはジャパンカップを勝ったショウナンパンドラの弟で、伸びしろはまだまだある。重賞連勝も可能だ。

 ウエストナウ(牡4歳、栗東・佐々木晶三厩舎、父キズナ)は不振が続いていたが、ひと叩きされて臨んだ前走のアンドロメダステークスで鮮やかに復活した。もともとがデビュー2戦目の昨年の京都新聞杯で2着になった素質馬で、軌道に乗れば重賞でも好勝負できる。

 ドゥラエレーデ(牡5歳、栗東・池添学厩舎、父ドゥラメンテ)はホープフルステークス勝ちの実績馬。芝は昨年の札幌記念(10着)以来となるが、調教の動きは良好で、状態の良さを生かせれば上位進出も考えられる。

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