26日に中山競馬場で行われるアメリカジョッキークラブC(4歳上・GII・芝2200m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みがディープインパクト。次点で3回のジャングルポケットとステイゴールドが続き、2回がゼンノロブロイ、マンハッタンカフェ、マーベラスサンデー、ハーツクライとなっている。
ハービンジャー産駒は初出走となるが、下級条件を含めた同コースの成績は「5-5-6-56」勝率6.9%・複勝率22.2%。今年はニシノデイジーとブラストワンピースが出走を予定している。後者は18年有馬記念の勝ち馬で、近親にはアルナスラインなどがいる血統。これまで勝つか負けるかハッキリとした戦歴になっているが、メンバー的にも実績は断然の存在だ。
トーセンホマレボシ産駒は「0-1-0-0」。同産駒からは一昨年の2着馬ミッキースワローが出走を予定しており、同コースでは17年セントライト記念を制するなど「2-2-0-0」と連を外していない強みがある。また、父トーセンホマレボシの半兄トーセンジョーダン(父ジャングルポケット)は11年の勝ち馬でもあり、母の父ジャングルポケットという血統構成にも注目したい。
ステイゴールド産駒は「0-1-2-15」。18年マイネルミラノ(8人気3着)や16年ショウナンバッハ(7人気3着)は人気薄で好走しているが、15年ゴールドシップ(1人気7着)や09年ドリームジャーニー(1人気8着)など、実績馬が掲示板外に敗れることもままある。今年はスティッフェリオとステイフーリッシュの2頭がスタンバイ。前者は同コースで行われた19年オールカマーの勝ち馬で、後者も中山では19年中山金杯(7人気2着)、17年ホープフルS(8人気3着)と適性を示している。