3日、川崎競馬場で行われた「フサイチネット」協賛・JBCクラシック(3歳上、交流GI・ダート2100m、1着賞金1億円)は、岩田康誠騎手騎乗の5番人気{horse=1998101683:タイムパラドックス}(牡8、栗東・松田博資厩舎)が向正面から進出を開始。直線早めに先頭に立つと、圧倒的1番人気(単勝1.6倍)シーキングザダイヤに1.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分16秒1(良)。さらに3/4馬身差の3着には7番人気ボンネビルレコードが入り、2番人気に支持されたハードクリスタルは4着、ダービーGP(交流GI)を制して臨んだ3番人気マンオブパーサーは5着、東京ダービー(南関東G1)馬の4番人気ビービートルネードは7着だった。
勝ったタイムパラドックスは父ブライアンズタイム、母ジョリーザザ(その父Alzao)という血統。従兄に96年天皇賞・春、有馬記念(共にGI)を制したサクラローレルがいる。04年平安S(GIII)で重賞初勝利を挙げると、同年ジャパンCダートでGI初制覇。その後も中央・交流のGI戦線で活躍し、昨年は川崎記念と帝王賞(共に交流GI)のほか同レースも制しており、それ以来となる1年ぶりの勝利を連覇で飾った。通算成績50戦16勝(うち地方18戦6勝、GI・5勝、重賞8勝)。
鞍上の岩田康誠騎手は、同レース初制覇。管理する松田博資調教師は、アドマイヤドンで02〜04年を3連覇したのを合わせ、JBCクラシック5連覇となった。また、JBCはクラシック、スプリント(今年はマイル)共に、創設以来6年連続でJRA勢の優勝となった。