【ダイヤモンドS予想】レベルの高いファミリー出身のタガノディアマンテ/JRAレース展望

2020年02月22日 06:05

ハンデは55kgとなったタガノディアマンテ(撮影:下野雄規)

 3600mで行われるステイヤーズSに比べると200mほど短いがタフな東京競馬場を1周半。スタミナと底力を要求されるレースだ。ただし、ハンデ戦。過去10年で4、5歳馬が7勝しているように若い馬にチャンスがあるレースだ。

 菊花賞で見せ場を作り、前走の万葉Sで完璧な勝利を収めた◎タガノディアマンテ。さかのぼればトゥザヴィクトリーらと同牝系という良血ファミリー。祖母の半弟にCBC賞優勝ヘッドライナーがいて、半兄タガノトネールが武蔵野S優勝、同じく半兄タガノエスプレッソがデイリー杯2歳S優勝と和合性が高く、レベルの高いファミリーだ。本馬は昨年春のきさらぎ賞2着のち、三冠ロードを完走。筋力に優れたステイゴールド系であり、馬格にも恵まれていることから55キロを苦にするとも思えない。

 長距離重賞の常連〇タイセイトレイルが逆転を狙う。やや勝ち味に遅いところはあるものの、強敵が揃ったうえに出遅れたジャパンCを除けば堅実な成績。プラス14キロの前走はさすがに余裕残しだったかもしれず、1度使われた今回は本来の持ち味であるしぶとさをいかせるはず。成長力のあるハーツクライ産駒で5歳を迎えた今回は、さらなる飛躍を期待したい。

 新興勢力という意味では昨年5月の初勝利から3連勝し、セントライト記念をはさんで休み明けの迎春Sで危なげない勝利を記録した▲オセアグレイトは皐月賞馬ディーマジェスティや英・愛ダービー馬で本邦輸入種牡馬ジェネラスなどと同牝系。母の父バーリは凱旋門賞優勝サキーの父でもあり、距離に対して不安はなさそうだ。充実期を迎え、重賞初勝利も手が届くところまで来た。

 順調に使い込むことができないが7戦4勝の△バレリオは世界的な名門ファミリーで成長力のあるステイゴールド産駒、万葉Sで長距離適性を示したレノヴァールは長距離に強いハーツクライ産駒で、ともに距離を味方に上位進出を狙う。単騎逃げが見込める△ロサグラウカと、やはりこの距離では見限れない△リッジマンも抑えたい。

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