【阪急杯】「直近1年」の複勝回収率は驚異の242.9%。「藤沢和雄厩舎×木幡育也騎手」タッグのライラックカラー/データ分析(ゴールデンコンビ編)

2020年02月29日 12:00

阪急杯に出走のライラックカラー(撮影:下野雄規)

 netkeibaデータベースのリニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった阪急杯の「ゴールデンコンビ」はこちら。

【藤沢和雄厩舎×木幡育也騎手(ライラックカラー)】

 藤沢和雄厩舎の主戦騎手といえば、誰もがC.ルメール騎手を思い浮かべるだろう。実際、「直近5年」で112勝は、次位の北村宏司騎手(15勝)に100勝近い差をつける圧巻の数字である。しかし、そのブランドイメージゆえに過剰人気は避けられず、「直近1年」では複勝率が58.1%もありながら複勝回収率は78.2%にとどまっている。馬券で勝つためには、一見地味ながら、確かな「ゴールデンコンビ」を見つけ出すのが重要だ。

 木幡育也騎手は藤沢和雄厩舎の所属。それだけに「勝負がかり」という印象は薄い。しかし「藤沢和雄厩舎×木幡育也騎手」は「直近1年」でも「直近5年」でも複勝回収率100%を大きく超えている馬券妙味十分のタッグなのだ。

 詳しく成績を見てみると「直近5年」では7-5-6-39(複勝回収率159.5%)、「直近1年」では3-1-1-12(複勝回収率242.9%)。「直近1年」の17戦で1番人気に支持されたのは2戦だけで、19年奥多摩S(ライラックカラー・11番人気1着)、19年多摩川S(ファストアプローチ・16番人気1着)、19年キャンドルライト賞(クラヴィスオレア・11番人気3着)など超人気薄を次々と激走に導いている。

 木幡育也騎手はライラックカラーとのコンビで1戦1勝。前述の通り、奥多摩Sを11番人気で勝利している。同馬は続くカーバンクルSも連勝(鞍上はO.マーフィー騎手)し、完全に本格化した印象。ここは手頃な人気にとどまりそうだが、だからこそ人気薄で強さを発揮する「ゴールデンコンビ」に期待を寄せてみたい。

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