14日に中京競馬場で行われるファルコンS(3歳・GIII・芝1400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去8年で最多となる2回の馬券絡みがフジキセキ、キングカメハメハ、スタチューオブリバティ、ダイワメジャー。いずれも異なる種牡馬の産駒が勝利しているが、ネオユニヴァース系やStorm Cat系は好相性を示している。
ダイワメジャー産駒は「0-1-1-2」。18年3着フロンティア、17年2着ボンセルヴィーソ、いずれも前走で朝日杯フューチュリティSに出走しており、距離短縮で当レースに臨んでいた。今年はアブソルティスモ、エーティーメジャー(抽選対象)、ドゥーベ(抽選対象)の3頭が特別登録。
初出走となるリアルインパクト産駒は上位人気と目されるラウダシオンほか、インザムービー(抽選対象)も特別登録。芝1400mのオープン特別を2勝している前者は、パイロやUntapableなどを出した牝系でもあり、血統のポテンシャルも申し分ないだろう。(同産駒のコース成績は「1-1-0-2」勝率25.0%・複勝率50.0%)
同じく初出走となるキズナ産駒からはビアンフェ、エグレムニの2頭が出走予定。前者の母ルシュクルは旧中京芝1200mで行われた09年ファルコンSで3着に好走している。なお、父キズナは母の父がStorm Catということからも注目しておきたい種牡馬だ。(同産駒のコース成績は「2-0-1-7」勝率20.0%・複勝率30.0%)
人気以上の激走が目立つStorm Cat系の種牡馬からは初出走となるShamardal産駒のトリプルエースに気を配りたい。昨年は同じゴドルフィン所有馬のライトオンキューが同産駒として京阪杯でJRA重賞初制覇を達成。また、欧州でも同馬主のPinatuboが今世紀の2歳最高レーティングを獲得して話題になったことは記憶に新しい(同産駒のコース成績は「1-0-0-4」勝率20.0%・複勝率20.0%)。