ヒューイットソン騎手が跨っての追い切りを行ったサトノフラッグ(撮影:佐々木祥恵)
皐月賞に向けて出走予定馬が続々と1週前追い切りを行った今週の美浦トレーニングセンター。皐月賞トライアルの弥生賞ディープインパクト記念(GII)を制したサトノフラッグ(牡3・美浦・国枝栄)と、スプリングS(GII)に優勝したガロアクリーク(牡3・美浦・上原博之)も、8日(水)にウッドチップコースで1週前追い切りを終えている。
サトノフラッグは、ヒューイットソン騎手が騎乗(レースではルメール騎手)して、3頭併せの内(外オウケンスターダム・牡6・2勝クラス、中タンタフエルサ・牡5・2勝クラス)を3馬身ほど追走して、直線で2頭をとらえてあっさりと抜け出して約2馬身先着した。国枝調教師のコメント。
「前走時より全体的に迫力が出て元気一杯で、走りはとても良いです。今週ある程度やったので、来週はさほどやらなくても良いでしょう。前走は武豊騎手が評価してくれたのが1番ですが、あのような競馬が本番でもできればと思います」
ガロアクリーク(牡3・美浦・上原博之)は、レースでも騎乗するヒューイットソン騎手が手綱を取って、アドマイヤシナイ(牡6・2勝クラス)を5馬身ほど追走して直線では約1馬身先着している。上原調教師のコメント。
「今週の追い切りは、ゴール前100mくらいで前の馬に並びかけてほしいという指示でしたが、並ぶ間もなく抜け出しましたね。終いの反応も良く好感触でした。ジョッキーも満足してくれたようです。休み明け3走目で、1番良い感じで本番を迎えられるかなと思います。中山は何度も経験していますし、馬の癖などヒューイットソン騎手がわかっていると思います」
(取材・文:佐々木祥恵)