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【フローラS】レッドルレーヴ万全!脚取り軽快 期待の“樫血統”重賞タイトル獲得へ

2020年04月23日 06:00

 余力十分に併入したレッドルレーヴ(右)=撮影・三好信也

 「フローラS・G2」(26日、東京)

 樫の舞台は血の定めと言ってもいいだろう。母系にオークス馬エアグルーヴダイナカールを持つ良血レッドルレーヴが、美浦坂路で軽快な走りをアピールした。仕上がりは万全。ここで結果を出し、本番に向けて弾みをつけたい。一方、エアグルーヴのひ孫・スカイグルーヴも抜群の動きで好気配を漂わせている。

 馬場開門直後の美浦坂路へ22日、一番乗りで飛び出して行ったレッドルレーヴ。内ラチ沿いから、僚馬セルフィー(3歳未勝利)の動きに合わせるように軽快なフットワークで駆け上がり、そのままの体勢でフィニッシュラインを通過した。

 タイムは4F54秒3-39秒8-12秒6。最終リハを見守った藤沢和師は「(前走を)使って間がないので、あまりやっていないが、きょうの動きも良かったな」と、期待の良血馬の仕上がり具合に満足そう。

 母ラストグルーヴは1戦1勝で競走生活を終えたが、11年1歳セレクトセールで3億6000万円(税抜き)の値をつけた高額馬。祖母は96年オークス馬エアグルーヴで、曽祖母は83年オークス馬ダイナカールという、まさに“樫血統”だ。トレーナーは「まだ若さがあって体も大きくないが、素直で調整は楽だよ。さすがに能力も高い」とうなずく。

 デビュー戦では、次戦の共同通信杯3着馬フィリオアレグロに半馬身差の2着。前走のフラワーCでは、4角で外から来られて早めに動かざるを得ない展開になったものの、しっかりと連対は確保した。「生産者にとっても走ってもらわないと困る馬。東京コースの方がいいし、ゆっくりだけど成長もしている。頑張ってほしいよな」。新緑の府中に向けて、まずは重賞タイトルゲットといく。

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