巻き返しに期待したいリンノレジェンド(撮影:田中哲実)
今年で57回目となるホッカイドウ競馬の伝統の一戦、赤レンガ記念。9頭中7頭が、コスモバルク記念からの参戦となり、再戦ムードが漂っている。そのコスモバルク記念で優勝したドラゴンエアル、2着のステージインパクト、そして昨年の道営記念の覇者のリンノレジェンドほか、JRAから転入2戦目のサトノグリッター、JRAからの転入初戦を勝ったクインズプルートなど少頭数ながら見応えあるレースとなりそう。
◎はリンノレジェンド。前走のコスモバルク記念では、断然の1番人気に推されながら、競り合いが長く続いた上に休み明けのプラス16キロが響いてよもやの8着と大敗。だが今回はひと叩きされたことで、前走のようなことはないはず。逃げにはこだわらず、この馬のリズムで走れれば巻き返し可能だろう。
○にコスモバルク記念勝ちのドラゴンエアル。堅実な走りに定評があり、9歳になっても元気一杯で前走勝った勢いでここも勝ち負けになる可能性は十分。
▲にサトノグリッター。JRAでは2勝クラスで走っていた馬で、前走は転入初戦の重賞で5着。ただ前走は掛かっていたので、折り合いがつけば好勝負になる。
△はコスモバルク記念2着で、昨年のこのレースも2着のステージインパクト。前走JRAからの転入初戦で、およそ1年半振りの実践で快勝したクインズプルートも休み明けを1度使っての上積みが見込める。ほか前走の調子が良さそうなクラキングス、モズオトコマエにも注意したい。
実績的にはリンノレジェンドが1枚上も、メンバー的には混戦が予想され、コスモバルク記念同様波乱の予感もする。赤レンガ記念は、5月21日(木)、20時35分発走。
(文:佐々木祥恵)