【平安S予想】コース実績もあるオメガパフュームに期待/JRAレース展望

2020年05月23日 06:05

東京大賞典優勝馬のオメガパフュームに期待(撮影:高橋正和)

 1994年に創設された比較的新しい重賞競走で、5月開催となった2013年以降は、3月のマーチS、4月のアンタレスSとともに帝王賞へと向かう重要なステップレースとなっている。現在、京都競馬場の1900mコースを使用して施行される重賞競走は本レースのみ。1800m戦に比べると1角までの距離が長く、その分ペースは落ち着く傾向が見受けられる。

 今年は、長くダート界をけん引してきたチャンピオンホースたちに若き挑戦者が世代交代を突き付ける1戦となった。過去10年間で58キロ以上の斤量で出走した馬は15頭いて3勝2着2回3着3回。半数以上が馬券に絡んでおり、実力馬に有利なデータもあるが、その一方で4歳馬が4勝、5歳馬も4勝と若い馬たちが活躍する傾向もある。

 ◎オメガパフュームは東京大賞典2連覇の実力馬。450キロ台の馬なので斤量面での心配は残るが、昨年のこのレースでは59キロを背負って3着したのち、帝王賞に勝った。これまでの競走キャリアで大きく崩れたのはフェブラリーSのみ。同じ京都競馬場1900mコースで行われた一昨年のJBCクラシックは2着。ここも上位争いをしてくれることを期待する。

 南関東で3勝を挙げ、JRAに再転入した○ロードレガリスは、そこから4連勝。今回が重賞初挑戦となるが、前走のアルデバランSでマッチレースの末に下した負かした馬がのちにマーチSを勝つのだから、見劣るものではない。ダート競馬に限れば地方競馬時代も含め8戦7勝とまだ底を見せていない。

 ▲スワーヴアラミスも、ダートでは12戦して4着以下なし。アルデバランSでは勝ち馬にマークされるような形になってしまったが、雪のために順延となったマーチSで重賞初勝利を記録している。これら5歳馬3頭は、それぞれが歩んできたコースは異なるが今後はよきライバルとしてダート競馬を盛り上げてほしい。

 チャンピオンズC、帝王賞などGI/JpnIを5勝、他にも東京大賞典2着という△ゴールドドリームの実績には敬意を表するが、今回は海外帰りの1戦。実績は最右翼とも言えるものだが、さすがに上昇度という点では若い馬たちに一歩劣る。それでも古豪の意地を見せてほしいものだ。

 2度の長期休養があり、ここまで5戦4勝の△マグナレガーロは祖母がサクラバクシンオーの全妹という血統。過去10年間で3勝を挙げているキングカメハメハ産駒でもあり、無視はできない。

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